建物調査診断業務

大規模修繕工事を計画する為には建物の劣化状況を正しく把握することが重要です。この調査により、診断調査結果に沿った適正な修繕仕様を立案し、大規模修繕工事に想定される概算工事費用を算出します。
もちろん、大規模修繕工事のためではなく現状の劣化診断調査であっても、管理組合様へ主要な劣化、劣化の判定、応急度合などを記した調査報告書を提出いたしますので、現状の把握であっても、いずれ行う工事の時期の選定にもご活用いただけます。
当社は、第三者的主観をもつ、ロングライフビル推進協会(BELCA)の診断指針によって、建築仕上診断技術者が調査診断を行いますので公平な診断が可能です。
当社代表は大規模修繕工事専門の設計事務所にて4年、大手材料メーカーの調査診断の協力業者として10年以上建物調査診断に携わっていました。また、マンションの新築工事の現場監督経験もあり、マンションの構造も熟知しており、鉄筋コンクリート構造や鉄骨鉄筋コンクリート構造などを得意としています。さらに管理業務主任者も所持しており、マンション管理組合運営業務についても熟知しております。
今までの実績はこちらからご覧になれます

建物調査診断の流れ

事前調査の実施

調査診断業務の契約後は、まず対象マンションのことをしっかり理解しなければまともな調査はできません!。建物の構造の理解、過去にどのような修繕工事、改修工事を行ったのか、またどのような不具合が現状あるのかなど調査で必要になる情報はたくさんあります。もちろんなくても調査の実施は可能ですが、調査の精度が下がってしまう可能性があります。そのため、できる限りお持ちの情報、図面を借用させていただいて最善な調査計画を立てさせていただきたいと考えています。
必要な情報は管理会社様が代行して管理していることが多いので、必要に応じてその依頼なども弊社にて対応させていただきます。

居住者アンケート調査の実施

おそらく管理組合様独自にアンケート調査をすることもあるかと思いますが、周知から回収、集計など雑務が多く大変な思いをされた方もいるのではないでしょうか。弊社では建物調査診断に先駆けて、居住者アンケート調査を実施します。
対象は居住者、区分所有者の方となり、外部に住まわれているオーナー様も対象としております。
また、昨今はデジタル化が進んでおりますので、従来の紙ベースのアンケートだけでなく、スマホなどで気軽にお答えいただける「デジタル版のアンケート」にも対応しております。

PC・スマホ対応アンケートのサンプルはこちらから。実際の操作感などを感じていただけます。

回収後は弊社で集計し調査後、集計結果として組合様へ提出いたします。また、ご要望や不具合点など、調査当日にすべてとはいきませんが、重要な部分を確認するなど対応させていただきます。

建物診断調査の実施

建物調査診断といっても、簡単な簡易調査から機械試験(破壊試験等)などを伴った詳細な調査まで様々あり、ご要望やご予算に応じて対応しています。 建物の規模により、半日~1日、2日間程度が一般的です。タワーマンションや複数棟ある大規模団地などでは1週間程度要する場合もあります。弊社では戸数で日数を決めるわけでなく、建物の形状や内容に応じて調査計画を立てています。実際調査の際に劣化の増減などに伴い、予定を超えてしまう場合もあります。その場合でも追加の料金はいただきません。(ただしお客様のご要望で調査ボリュームが増えた場合は、追加料金が発生する場合がありますので、その場合は事前に検討いただくこととなります。)

建物診断調査の概算金額

マンションの診断調査にはどのくらい費用がかかるのか?・・・よくあるご質問です。
金額は実際に現地を確認してみないとなんともいえませんが、おおよその費用感がわかるように金額表を作成しました。かなりざっくりしたものですので、見積もりとして利用するのはご遠慮ください。
※すべて鉄筋コンクリート造のマンション(集合住宅)で想定しています。
調査形態 戸数 概算金額
診断調査 ~30戸 ¥300,000円
診断調査 ~60戸 ¥400,000円
診断調査 ~100戸 ¥700,000円
診断調査 ~150戸 ¥1,000,000円
診断調査 150戸~ 別途お見積り
簡易調査 ~60戸 ¥90,000円
簡易調査 ~120戸 ¥160,000円
簡易調査 120戸~ 別途お見積り
※表の概算金額は税抜金額です

概算金額表での調査の違いについて

上記表での「診断調査」「簡易調査」の内容の違いは以下のようになっています。表記のない調査についてはオプションとなります。また、ご依頼の際には事前に調査項目について詳細な見積りをお出しいたしますのでご安心ください。

診断調査メニュー

  • 契約時(後)の理事会/修繕委員会への参加、調査概要のご説明
  • 屋上、ルーフバルコニー等を含めた歩行可能範囲の共用部打診、触診、目視調査
  • バルコニー立入調査(戸数の5~10%程度)
  • 機械試験(タイル付着力試験、塗膜付着力試験、中性化深度試験、シーリング物性試験)
  • 調査報告書(部位別劣化判定、劣化数量表、劣化率の概略を含む)・・・印刷したもの+PDFデータを1部納品
  • 理事会/修繕委員会での調査報告(15部までの説明資料を含む)

簡易調査メニュー

  • 契約時(後)の理事会/修繕委員会へのリモートによる参加、調査概要のご説明
  • 屋上の簡易目視調査、共用部(階段、廊下の一部)の打診調査、外壁部位の簡易目視(半日程度で完了する範囲)
  • 簡易報告書(PDFデータでの納品)
  • 理事会/修繕委員会でのリモートでの簡易報告(説明資料はPDFでご提供)
選択オプション
オプション 金額
アンケート調査(WEB版/集計を含む) ¥60,000円~
アンケート調査(印刷物配付による/集計を含む) ¥100,000円~
ドローン空撮調査 ¥400,000円~
アスベスト含有分析調査(サンプリング3検体/分析報告書の納品) ¥100,000円~
理事会/修繕委員会への参加 ¥30,000円+交通費
※あくまでも概算となりますので、詳細な金額につきましては現地確認後のお見積りでご確認ください。

建物診断調査の対象エリア

建物診断調査の対象エリアは下記となります。

埼玉県、東京都、千葉県、茨城県、群馬県、神奈川県、静岡県、愛知県、山梨県など

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